Toshiblog: 95%のトレーダーはFX・株式市場から消えていく

95%のトレーダーは、FXや株で資金を失っていると言われている。このことが意味していることは、5%のトレーダーが残りの95%のトレーダーからお金を巻き上げているということである。

本記事では、ほとんどのトレーダーが資金を失ってしまう理由、さらにトレードで成功するための方法について解説してある。

トレードは簡単に参加できる

FXや株のトレードは、コンピューターとネット接続さえあれば、誰でも参入可能だ。

しかし、これが大きな落とし穴である。なぜなら、ボクシング経験のない人がプロボクサーと闘った場合、勝つ可能性はどれだけあるだろう。おそらく、いや、ほぼ100%の確率で負けるはずだ。

これが、トレードの世界で起こっていることである。ほとんどの投資初心者は、トレードの準備（勉強・実践）をまったくせず、いきなり猛者ぞろいの戦場に無防備のまま自ら足を踏み入れているのである。

この行為がいかに危険で無謀なことかがわかると思う。チャートの裏側では、あなた（投資初心者）のお金を奪うために虎視眈々と狙っている投資のプロたちが待ち構えていることを忘れてはならない。

何か新しいアクションを起こすとき、その前に必要なのは知識と技術である。医師として働きたければ、大学で6年間医学教育を受け、その後医師国家試験に合格する必要がある。さらに、数年間の専門教育をこなして専門医として独立できるのだ。

しかし、ほとんどの投資初心者（新規参入者）は、トレードをこのようには考えていない。もしかしたら、『投資の勉強にお金を使うくらいなら、そのお金を投資に回した方がまし』とでも思っているのかもしれない。

しかし、独学でトレードを学ぶのは、（一部の天才を除き）非常に難しい。ネットや本だけの情報で生き残れるほど、トレードの世界は甘くない。

そこで、一番のお勧めはメンター（指導者）を見つけ、トレードを一から指導してもらうことである。メンター自身の過去の失敗から学んだことを知ることで、同じ過ちを犯すリスクが減るだろう。

トレードを始めて最初の数年間は、自分のメンタルとの闘いになるはずだ。そういうときこそ、メンターが心強い味方になってくれるはずだ。

投資の世界には、たくさんの詐欺師が潜んでいる。もし、余りにも美味しい話であるなら、ほぼ詐欺と思って良いだろう（例；年利10%以上など）。

また、ネットなどで自らのトレード成績を公表しているトレーダーがいるが、その類の情報にも惑わされてはダメだ。

どんなに優秀なトレーダーであっても、負けトレードは付き物である。損失を伴わない聖杯などこの世に存在しない。

従って、素晴らしいトレード手法を見つけたと思ったら、何度も検証を重ねるべきである。数回の負けトレードだけで、他の手法にすぐに乗り換えるようなことはしない方がよいだろう。もちろん、バックテストはやっているという前提である。

トレードで成功することは、容易でないことは確かである。しかし、正しい努力を重ねれば可能であることも確かである。

なかなかうまくいかないのならば、失敗の原因をとことん追求してみると良いだろう。失敗は最高の学びの材料である。トレーダーとして成功したければ、絶対に諦めてはいけない。

また、他のトレーダーと比較するのも止めよう。自分自身のトレードの目標を見失わず、雑音はシャットアウトするのが良いだろう。他人を気にし始めたらきりがない。そもそも集中力がそがれる原因となる。