相場には多くのリスクが潜んでいます。しかし、リスクを恐れてアクションを起こさなければ何も得るものはありません。これは人生でも同じですね。
逆説的に考えてみましょう。物事には必ず両面があります。つまり、リスクがあるということは、逆にリワード(利益)もあるということです。
我々トレーダーにとって大切なのは、いかにリスクを小さくしリワードを大きくするかということ。そう、損小利大です。
おそらく、殆どのトレーダーはいろいろなインジケーターをいじり倒して、エントリーポイントを見つけていると思います。
しかし、そこに重大な問題があります。なぜなら、殆どのトレーダーはチャート分析をよくわかっていないということ(笑)。チャート分析をやっているつもりになっているだけなのです。これではトレードで勝てるわけがありません。
私もトレードを始めたばかりの頃は、リスクマネジメントをおろそかにしていました(・・・というよりもリスクが見えていなかった)。
本記事では、リスクマネジメントやリスクアセスメントに関する重要な項目について解説してあります。本音を言えば、「ここに書かれてあることを10年前に知っていたら」と感じています。
大切なことは、まずはリスクを知ること。そして、リスクを知ったら、次にリスクを最小限に抑えるアクションを起こします。
これからお話することをしっかり理解し実行すれば、皆さんのトレードに大いに役立つことでしょう。
1. リスクリワード比をエントリー前に決める
エントリーしようとしているポイントでは、どの程度のリスクがあるのかをエントリー前に計算しておかなければなりません。
エントリー後に自分の思惑とは反対方向へ動いたときを想定してみてください。このときのリスク(損失)は、ロスカットポイントをどこに置くかで決まります。
逆にエントリーした後、思惑通りの方向に動いた場合のエグジットポイントをどこに置くかでリワード(報酬)が決まります。
想定されるリスク(損失)とリワード(報酬)は、エントリーする前の時点で必ず決めるようにします。そして、よほどのことがない限り、それを途中で変更するのはタブーです。
ドル円のトレードを例にして解説してみます。110円でロングエントリーした場合、109円をロスカットポイントに置くと、リスクは1円ということになりますね。さらに、111円をエグジットポイントに置いた場合、リワードも1円となります。つまり、リスクリワード比は1:1のイーブンです。
私たちトレーダーは損小利大を目指さなければなりません。従って、小さいリスクで大きなリワードを取るというのが基本的なスタンスです。つまり、リスク<リワードということです。
理想的なリスクリワード比は、1:2以上です。エントリー前はこれを目指すようにしてください。ただし、欲張って1:3や1:4にすると、ロスカットを頻発し、いわゆる“損切り貧乏”になってしまうので加減が必要です。
エントリー後に自分の思惑とは反対方向へ動いたときを想定してみてください。このときのリスク(損失)は、ロスカットポイントをどこに置くかで決まります。
逆にエントリーした後、思惑通りの方向に動いた場合のエグジットポイントをどこに置くかでリワード(報酬)が決まります。
想定されるリスク(損失)とリワード(報酬)は、エントリーする前の時点で必ず決めるようにします。そして、よほどのことがない限り、それを途中で変更するのはタブーです。
ドル円のトレードを例にして解説してみます。110円でロングエントリーした場合、109円をロスカットポイントに置くと、リスクは1円ということになりますね。さらに、111円をエグジットポイントに置いた場合、リワードも1円となります。つまり、リスクリワード比は1:1のイーブンです。
私たちトレーダーは損小利大を目指さなければなりません。従って、小さいリスクで大きなリワードを取るというのが基本的なスタンスです。つまり、リスク<リワードということです。
理想的なリスクリワード比は、1:2以上です。エントリー前はこれを目指すようにしてください。ただし、欲張って1:3や1:4にすると、ロスカットを頻発し、いわゆる“損切り貧乏”になってしまうので加減が必要です。
2. エントリーと同時に逆指値を入れる
逆指値を入れることは、相場からの退場を防いでくれます。エントリーと同時に必ず逆指値を入れるようにしましょう。
相場にはたくさんの『予期せぬこと』が潜んでいます。どんなに優れたトレーダーであっても、それを事前に知ることは不可能です。従って、逆指値が唯一の予期せぬことへの対処法になります。
相場から退場するパターンはいくつかありますが、逆指値を入れなかったことで退場してしまったトレーダーはたくさんいます。
古くは1929年の世界恐慌、そして直近では2008年のリーマンショックまで金融危機がありました。しかし、これらを予測していたトレーダーは誰一人としていません。
エントリーと同時に逆指値を入れる習慣を付けましょう。
相場にはたくさんの『予期せぬこと』が潜んでいます。どんなに優れたトレーダーであっても、それを事前に知ることは不可能です。従って、逆指値が唯一の予期せぬことへの対処法になります。
相場から退場するパターンはいくつかありますが、逆指値を入れなかったことで退場してしまったトレーダーはたくさんいます。
古くは1929年の世界恐慌、そして直近では2008年のリーマンショックまで金融危機がありました。しかし、これらを予測していたトレーダーは誰一人としていません。
エントリーと同時に逆指値を入れる習慣を付けましょう。
3. 逆指値は絶対に動かさない
エントリーと同時に逆指値を入れても、価格がそれに近づいてくるとずらしてしまう人がいます。これは、単純に損失が嫌だからなのですが、これも絶対にしてはいけません。
先ほど、相場を退場するパターンの一つとして、逆指値を入れない(または入れ忘れ)ことについて書きましたが、「逆指値を動かす」というのも退場に直結します。
プロスペクト理論によれば、人間は「損失を目の前にすると、それを回避する」傾向があると言われています。つまり、損切りを確定するのではなく、損失ではないレベルに値が戻るまで待つ選択をしてしまうのです(値が戻る保証などどこにもないけどね)
都合よく値が戻った場合は良いかもしれませんが、そのようなラッキーが毎回起こる可能性はゼロに近いです。いつか必ず、期待(希望)に反して損失が膨らむ方向へと一方的に値が動くときがやってきます(つまり退場)。
一度、決めた逆指値は絶対に動かしてはいけません。
先ほど、相場を退場するパターンの一つとして、逆指値を入れない(または入れ忘れ)ことについて書きましたが、「逆指値を動かす」というのも退場に直結します。
プロスペクト理論によれば、人間は「損失を目の前にすると、それを回避する」傾向があると言われています。つまり、損切りを確定するのではなく、損失ではないレベルに値が戻るまで待つ選択をしてしまうのです(値が戻る保証などどこにもないけどね)
都合よく値が戻った場合は良いかもしれませんが、そのようなラッキーが毎回起こる可能性はゼロに近いです。いつか必ず、期待(希望)に反して損失が膨らむ方向へと一方的に値が動くときがやってきます(つまり退場)。
一度、決めた逆指値は絶対に動かしてはいけません。
4. 期待値の高いトレードを心がける
トレードの期待値は、勝率と損益率によって決まります。と書いても、何だかわかりにくいので、一つ一つ説明していきます。
勝率=勝ちトレード数÷総トレード数
損益率=平均利益÷平均損失
プロフィットファクター=総利益÷総損失
勝率=勝ちトレード数÷総トレード数
損益率=平均利益÷平均損失
プロフィットファクター=総利益÷総損失
もし、上の表のようなトレード結果だったとします。すると、勝率は3勝2敗なので60%になります。また、平均利益=(1円+3円+2円)÷3=2.0円、平均損失=0.5円+1.5円=1.0円なので、損益率=2.0÷1.0=2.0となります。
勝率=60%と損益率=2.0をバルサラの破産確率表に当てはめると、0%となります。つまり、上の表のようなトレードを続けていれば、破産する確率は0%ということです。
バルサラの破産確率表
大切なことは、トレード記録を取ること。そして、バルサラの破産確率表を使って定期的にトレードの検証を行うことです。ただし、バルサラの破産確率は、基本的には0%になるようにしてください。
勝率が60%なら、損益率の最低ラインは1.8になります。もし勝率が50%なら、損益率の最低ラインは2.8に跳ね上がります。
勝率が60%なら、損益率の最低ラインは1.8になります。もし勝率が50%なら、損益率の最低ラインは2.8に跳ね上がります。
まとめ
①
リスクリワード比はエントリー前に決め、1:2以上を目標にする
②
逆指値はエントリー前に決め、エントリー後は絶対に動かさない
③
バルサラの破産確率表を使い、トレード状況を定期的に検証する
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