2019年5月28日火曜日

トレーダーとして成功するための4つのアドバイス


トレードでコンスタンスに利益を上げられるようになるまでは、(余程の才能に恵まれていない限り)たくさんの時間とエネルギーを要する。しかし、トレーダーとして成功したいならば、自分なりのトレードスタイルを確立させなければならない。

本記事では、「聖杯」を探し求めることがいかに無駄なことであるか、また自分のトレードスタイルを見出す方法について解説してある。

自分の向き不向きを見極めろ

トレードにおいて、リスクを取るべき場面とそうでない場面を区別できなければならない。あらゆる場面においてポジションを取っていたら、必ず退場が待っている。

だから、もしトレードのタイミングが来ないなら、数か月間一度もポジションを取らないということもあり得る。

しかし、投資初心者はそもそもトレード経験がゼロであるから、自分のトレードスタイルは明確に決まっていない。そして、多くの投資初心者はネットで拾ってきた方法で(その有効性も知らずに)トレードを行っていたりする。

そのように、ネットで拾ってきたトレード手法は、自分のトレードスタイルとして向いていない可能性が高いのである。そして、その手法でトレードし大きな失敗を何度も重ねた後、「このトレード手法は機能していない」と気づくのだ。

ドローダウンの許容範囲

1回のトレードで許容できるドローダウンをあらかじめ計算しておくことは、非常に大切なことである。自分の思惑と反対方向へ相場が動いたときに、冷静に対応することができるからである。

ドローダウンの許容範囲を知るためのもっとも手っ取り早い方法は、バックテストである。過去の値動きに当てはめながら、自分が想定したトレード手法とリスクマネジメントが機能するのかどうか検証するのだ。

バックテスト用のプログラムを利用すれば、自分の采配が機能するかどうかすぐに検証することが可能だ。しかし、お勧めはマニュアル的に一つ一つのローソク足を見ながら、検証していくことである。その方が、トレードに対する感覚と理解がより深まるからだ。
  

トレードスタイル

相場にはトレンドサイクル(上昇トレンド、レンジ、下降トレンド)がある。だから、大きなポジションを一気に取らずに分散させること(リスクの分散)や相場の状況次第では様子見に徹することも必要になる。

自分自身はトレンドが出ているとき(上昇トレンドもしくは下降トレンド)しかトレードはしない。レンジ相場であることが明確なときは、おとなしくチャートを眺めているだけである。

しかし、レンジ相場が向いているというトレーダーもいる。その場合の基本的な手法は「逆張り」となることが多い。いわゆる、スィングトレードやデイトレードというトレードスタイルである。

逆にポジションの保有期間が長期(数か月~数年)に及ぶ投資手法もある。この場合、基本的には順張りのトレードスタイルとなる。

このように、トレーダーによってトレードスタイルは様々である。投資初心者がまずやるべきことは、自分がどのトレードスタイルに向いているのかを見極めることである。

ネバーギブアップ!

自分が決めたトレードスタイルが機能していないからといって、すぐにあきらめてはならない。バックテストによって得られたデータをとことん考察する必要がある。

特にトレード全体に対する負けトレードの割合は重要である。トレードスタイルを微調整することで、負けトレードの割合を極限まで小さくできるように試行錯誤しなければならない。

大切なのは、一度決めたトレードスタイルに一貫性を持たせることである。ネットや本から情報を拾ってきて頻繁に変えることはおすすめしない。

一つのトレードスタイルを貫き、バックテストで何度も検証を重ねながら、手法を微調整していくことがやるべきことである。そうすれば、いつの日にか結果が見え始めることだろう。


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